よくあるご質問(FAQ)

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  FAQ番号:3260
プリンタードライバーによる色補正の方法を教えてください
 
 

プリンタードライバーの「カラー調整」画面(Windows)または、「カラーオプション」
「カラー設定」「印刷設定」(Mac OS)の画面で、「手動設定」や「オートフォトファイン!EX」、「ICM」などを使用して印刷時に色補正を行うことができます。
目的や好みに合わせて印刷の設定を細かく指定することもできます。
※アプリケーションソフト側のマネージメントを使用する場合の、プリンタードライバー側の
   補正を使用しない設定はこの画面から選択します。
※印刷時に補正を加えるだけで、データそのものは補正しません。

色補正の設定手順については、以下よりご利用のOS環境を選択してご参照ください。

  • Windows
  • macOS Monterey
    以前のMac OS
  • macOS Ventura
    以降のMac OS

1.プリンタードライバーの調整手順

PX-7V/SC-PX7VIIをお使いの場合は、こちらをご参照ください。

以下の手順で行った色補正の設定は、印刷するものすべてに反映されます。
印刷する内容のみ色補正の設定を行う場合は、お使いのアプリケーションソフト上で[ファイル]メニューから[プリント(印刷など)]を選択して、[詳細設定(プロパティなど)]をクリック後、手順(2)より設定を行ってください。

(1)プリンタードライバーの「印刷設定」画面を開きます。
※各Windows OSにて印刷設定を表示する手順の詳細は、こちらをご参照ください。

(2)[基本設定]タブを選択して[用紙種類]を設定し、[ユーザー設定]を選択して、[設定]ボタンをクリックします。
または、[基本設定]タブを選択して[用紙種類]を設定したら、[応用設定]タブを選択して[ユーザー設定]を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
「印刷設定」画面で表示される項目、操作方法はお使いの機種によって異なります。
お使いの機種で表示される画面をご確認ください。

 
または
 

(3)[カラー調整]で色合いや明度などを調整します。
設定が完了したら、手順(4)に進みます。

[カラー調整]で表示される各項目は、機種によって異なります。
手動設定
オートフォトファイン!EX!
ICM(Meシリーズを除く)
色補正なし(Meシリーズを除く)

 

手動設定

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷する場合は、[手動設定]を選択して、各項目を設定します。
※お使いの機種によって、表示される内容は異なる場合があります。
「手動設定」の詳細につきましては、こちらをご参照ください。

※上記画面は、[色調整方法]でカラーサークルを選択した場合を例にしています。
お好みに応じて[色調整方法]を切り替えてお使いください。

オートフォトファイン!EX

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。
[オートフォトファイン!EX]を選択して、各項目を設定します。
「オートフォトファイン!EX」の詳細につきましては、こちらをご参照ください。

※機種によっては、表示内容が異なる場合があります。
※オートフォトファイン機能は[カラー]を選択した時のみ選択できます。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。


※お使いの機種によって、表示される内容は異なる場合があります。

ICM(Meシリーズを除く)

ICM(Image Color Matching)とは「取り込み」「表示」「印刷」の色を近付けるためにMicrosoft社が開発したカラーマネジメントシステムです。ICMを使用することにより、異なるデバイス間の色合いを近づけることができます。
プリンタードライバーでICMによるカラーマッチングを行うときは、[カラー]を選択してから[ICM]を選択します。
※EP-4004をお使いの場合は、こちらをご参照ください。


※お使いの機種によって、表示される内容は異なる場合があります。

・カラーマネジメントシステムを導入することにより、一旦共通の色空間を経由してから異なるデバイスに色データが渡されるようになります。
これにより異なるデバイス間の色差をおさえることができます。
※スキャナーのICM設定ついては、こちらをご参照ください。
※モニターのICM設定については、こちらをご参照ください。

・プリンター側でICMの設定を行った場合、アプリケーション側でのカラーマネジメントを行うと元の色と異なる印刷結果になることがあります。
アプリケーション側でのカラーマネジメントを行う場合は、プリンター側の設定を「色補正なし」に設定してください。

色補正なし(Meシリーズを除く)

プリンタードライバー側での手動設定を行なわず、 アプリケーションソフト側でカラーマネジメントを行う場合は、[色補正なし]を選択します。
※「色補正なし」は[カラー]を選択した時のみ選択できます。


※お使いの機種によって、表示される内容は異なる場合があります。

(4)すべての項目の設定が完了したら、「ユーザー色補正」画面の[OK]または[閉じる]ボタンをクリックします。

(5)「印刷設定」画面に戻ったら、[OK]ボタンをクリックして印刷を実行します。
調整した内容を保存する場合は、「3.調整項目の保存方法」をご参照ください。

1-1.プリンタードライバーの調整手順「モノクロ写真」(対応機種のみ)

一部の機種では、EPSON 写真用紙などの対応した用紙種類を選択したときのみ、「モノクロ写真」を選択できます。

以下の手順で行った色補正の設定は、印刷するものすべてに反映されます。
印刷する内容のみ色補正の設定を行う場合は、お使いのアプリケーションソフト上で[ファイル]メニューから[プリント(印刷など)]を選択して、[詳細設定(プロパティなど)]をクリック後、手順(2)より設定を行ってください。

(1)プリンタードライバーの「印刷設定」画面を開きます。
※各Windows OSにて印刷設定を表示する手順の詳細は、こちらをご参照ください。

(2)[基本設定]タブを選択して「モノクロ写真」に対応した[用紙種類]が選択されていることを確認し、「カラー」で[モノクロ写真]を選択します。
※以降、お使いの機種によって画面の表示内容は異なりますが、手順は同様です。

(3)[基本設定]タブに[色補正]がある場合は、右側の[設定]をクリックします。
[応用設定]タブに「色補正」がある場合は、[ユーザー設定]を選択して[設定]をクリックします。

(4)表示されたの「ユーザー色補正」画面で、明度などを調整します。
画面に表示される各項目については、下記をご参照ください。
設定が完了したら、手順(5)に進みます。


※お使いの機種によって、表示内容は異なります。
[1] モノクロ色調 印刷の目的に合わせてモノクロ画像の色調を選択します。
・純黒調(ニュートラル):モノクロ写真のための標準色補正を適用します。
・冷黒調(クール):モノクロ写真に冷たい感じの色補正を適用します。
・温黒調(ウォーム):モノクロ写真に暖かい感じの色補正を適用します。
・セピア:モノクロ写真をセピア調に色補正します。
[2] 調子 画像の暗い部分(シャドウ)や明るい部分(ハイライト)に大きな影響を与えずに、その中間部分の明るさを調整することができます。
・軟調:[標準]に比べて軟らかな感じに調整します。
・標準:本機での印刷に合った標準的な調整をします。
・やや硬調:[標準]に比べてやや硬い感じに調整します。
・硬調:[標準]に比べて硬い感じに調整します。
・より硬調:[硬調]に比べてより硬い感じに調整します。
[3] 明度 画像全体の明るさを調整します。
全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
[4] コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
[5] シャドウ領域階調 もっとも暗くしたい部分だけの階調特性を調整します。
[6] ハイライト領域階調 もっとも明るくしたい部分だけの階調特性を調整します。
[7] 最高濃度 最高(最大)濃度を調整します。
[8] 白地にかぶり効果を与える 用紙の白地部分に微量のインクを塗布することで、色のある部分との質感の差をなくします。
・オフ:白地部分にインクを塗布しません。
・オン:画像データの範囲内の白地部分にインクを塗布します。
   画像データの範囲外には塗布しません。
   <注意>
   この機能は、以下の条件を満たすときにご使用ください。これ以外では印刷結果が乱れることがあります。
   「用紙上に1つの画像を配置するとき」
   「Adobe Photoshopで印刷するとき」
・オン(全面):用紙の印刷可能領域全体の白地部分にインクを
   塗布します。
[9] 元の画像/
プレビュー画像
印刷前に、補正の効果を画面で確認できます。
[10] カラーサークル カラーサークル上をクリックして、画像の色合いを調整します。
[水平方向]、[垂直方向]に数値を入力することでも調整できます。

(5)すべての項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックして設定画面を閉じます。

(6)「印刷設定」画面に戻ったら、[OK]ボタンをクリックして画面を閉じ、印刷を実行します。
調整した内容を保存する場合は、「3.プリンタードライバーの調整項目の保存方法」をご参照ください。

1-2.プリンタードライバーの調整手順(PX-7V/SC-PX7VII)

以下の手順で行った色補正の設定は、印刷するものすべてに反映されます。
印刷する内容のみ色補正の設定を行う場合は、お使いのアプリケーションソフト上で[ファイル]メニューから[プリント(印刷など)]を選択して、[詳細設定(プロパティなど)]をクリック後、手順(2)より設定を行ってください。

(1)プリンタードライバーの「印刷設定」画面を開きます。
※各Windows OSにて印刷設定を表示する手順の詳細は、こちらをご参照ください。

(2)[基本設定]タブを選択して[用紙種類]を確認し、「色補正」で色補正方法を選択したら、[設定]ボタンをクリックします。
アプリケーションソフト側のマネージメントを使用する場合は、「色補正」で「オフ(色補正なし)」を選択したら設定は完了です。

(3)表示された各色補正方法の設定画面で、色合いや明度などを調整します。
設定が完了したら、手順(4)に進みます。

[カラー調整]で表示される各項目については、下記をご参照ください。
マニュアル色補正(EPSON基準色/Adobe RGB/自然な色あい)
マニュアル色補正(グレースケール)
オートフォトファイン!EX!
ICM

 

マニュアル色補正(EPSON基準色/Adobe RGB/自然な色あい)

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷できます。
「カラー」で[カラー]を選択して色補正方法を選択し、各項目を設定します。お好みに応じて「色調整方法」を切り替えてお使いください。


※上図は、「色調整方法」でカラーサークルを選択した場合を例にしています。

調整項目の詳細は下記をご参照ください。

[色調整方法]でカラーサークルを選択した場合
 
[色調整方法]でスライドバーを選択した場合
[1] 色調整方法 色調整方法を選択します。
[カラーサークル]を選択した場合は、カラーサークル上をクリックして調整します。
[スライドバー]を選択した場合は、シアン、マゼンダ、イエローのバーを左右に移動して調整します。
[2] 色補正方法 以下の「色補正方法」の設定に従い印刷するデータの色バランスを整えます。
・自然な色あい:
標準的な色合いになるように色処理します。

・ EPSON基準色(sRGB):
エプソンの基準色になるようにsRGBで色処理をします。

・Adobe RGB:
より広い色空間のAdobe RGBで色処理を行います。
Adobe RGBの色空間情報を持った画像データの印刷時などに選択します。
[3] ガンマ ガンマ値は、画像の階調の入力値と出力値の関係を表す時に使用する単位でこの値を変更することで中間調の明るさの見え方が変わります。
[色補正方法]で[EPSON基準色(sRGB)]または[Adobe RGB]を選択したときに表示されます。
・1.8:ガンマ値2.2に比べて柔らかい感じで印刷できます。

・2.2:sRGB/Adobe RGB対応製品と色合わせして印刷できます。
[4] 明度 画像全体の明るさを調整します。
全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
[5] コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
[6] 彩度 画像の彩度(色のあざやかさ)を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると彩度が上がり色味が強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると彩度が落ちて色味がなくなり、無彩色化されてグレーになります。
[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
設定- 設定0 設定+
[7] 元の画像/
プレビュー画像
印刷前に、補正の効果を画面で確認できます。
[8] カラーサークル カラーサークル上をクリックして、画像の色相(色合い)を調整します。
また[水平方向]、[垂直方向]に数値を入力しても調整できます。
[9] それぞれの色の強さを強調します。[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
シアン 青緑(シアン)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、青緑がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、赤みが強くなります。
設定- 設定0 設定+
マゼンタ 赤紫(マゼンタ)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、赤紫がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、全体的に緑がかります。
設定- 設定0 設定+
イエロー 黄色(イエロー)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、黄色みがより強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、青みが強くなります。
設定- 設定0 設定+

マニュアル色補正(グレースケール)

印刷するデータの明度やコントラストを微調整して印刷できます。
「カラー」で[グレースケール]を選択して、各項目を設定します。
※[グレースケール]を選択した場合、「色補正」で選択可能な項目は[オフ(色補正なし)]のみとなります。

調整項目の詳細は下記をご参照ください。

ガンマ ガンマ値は、画像の階調の入力値と出力値の関係を表す時に使用する単位でこの値を変更することで中間調の明るさの見え方が変わります。
・1.8:ガンマ値2.2に比べて柔らかい感じで印刷できます。

・2.2:sRGB/Adobe RGB対応製品と色合わせして印刷できます。
[2] 明度 画像全体の明るさを調整します。
全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
[3] コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
[4] 元の画像/
プレビュー画像
印刷前に、補正の効果を画面で確認できます。

オートフォトファイン!EX!

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。
[オートフォトファイン!EX]を選択して、各項目を設定します。
※オートフォトファイン機能は[カラー]を選択した時のみ選択できます。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。

調整項目の詳細は下記をご参照ください。

補正モード 印刷する画像の色調を補正することができます。
・標準(自動):標準な色調で補正します。
・人物:人物や肌色を暖かく柔らかく補正します。
・風景:風景の空や緑をあざやかに補正します。
・夜景:夜景の明暗がはっきりするように補正します。
・セピア:印刷イメージがセピア色になるように補正します。
・モノクロ:白黒のイメージになるように補正します。
[2] シャープネス 画像の輪郭を強調する時に選択します。
効果の度合いを[標準]と[強]から選択できます。
[3] イメージ・ピュアライザー デジタルカメラで撮影した画像などのノイズを低減します。
・標準:標準的な色調で補正します。
・美肌:人物の肌色部分の色調を滑らかにします。

ICM

WindowsのICM(Image Color Matching)機能を使用して、モニター(ディスプレイ)やプリンターなどのデバイス間で色合わせして印刷します。
「ICM」は[カラー]を選択した時のみ選択可能となり、設定できる項目は、選択した「補正方法」により異なります。
※スキャナーのICM設定ついては、こちらをご参照ください。
※モニターのICM設定については、こちらをご参照ください。

[ドライバーICM補正(簡易)]を選択
 
[ドライバーICM補正(詳細)]を選択
 
[ホストICM補正]を選択
[1] 補正方法 ICMの補正方法を選択します。
・ドライバーICM補正(簡易):
「イメージ」、「グラフィック」、「テキスト」のすべてを同じ設定で補正します。

・ドライバーICM補正(詳細):
「イメージ」、「グラフィック」、「テキスト」の3つそれぞれに対して個別に、「入力プロファイル」、「プリンタープロファイル」、「インテント」の設定をすることができます。

・ホストICM補正:
Windows ICM機能対応のアプリケーションソフト側で、入力プロファイルを付加している場合に使用します。
[2] イメージ/
グラフィック/
テキスト
補正をかけたい対象にチェックして、「入力プロファイル」、「プリンタープロファイル」、「インテント」を設定します。
「グラフィック」と「テキスト」は、「補正方法」で[ドライバーICM補正(詳細)]を選択すると設定できます。
・イメージ:写真や画像などを色補正します。
・グラフィック:イラストやグラフなどを色補正します。
・テキスト:文章や文字などを補正します。
[3] 入力プロファイル 補正に使用する入力プロファイルを選択します。
[4] インテント カカラーマッチングの種類から、優先するものを選択します。
・彩度:彩度を保持して変換を行います。

・知覚的:視覚的に自然なイメージになるように変換します。画像データが広範囲な色域を使用している場合に使用します。

・相対的な色域を維持:元データの色域座標と印刷時の色域座標が一致するように、さらに白色点(色温度)の座標値が一致するように変換します。多くのカラーマッチング時に使用されます。

・絶対的な色域を維持:元データも印刷データも絶対的な色域座標に割り当てて変換します。元データと印刷データの白色点(色温度)は色調補正されません。ロゴカラーの印刷など、特殊な用途で使用します。
[5] プリンタープロファイル カラーマッチングで使用するプリンタープロファイルを選択します。
[EPSON標準]を選択すると、[用紙種類]で選択した用紙に最適なプロファイルが自動選択されます。
[6] プリンタープロファイル
情報
選択したプリンタープロファイルの情報が表示されます。
[7] すべてのプロファイルを
列挙
チェックを入れると、お使いのOSにインストールされているすべてのプロファイルが「入力プロファイル」と「プリンタープロファイル」に表示されます。
チェックが外れている場合は、お使いのプリンターに関連のあるプロファイルのみが表示されます。

(4)すべての項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックして設定画面を閉じます。
「色補正なし」の場合は設定画面が表示されないため、そのまま手順(5)へ進みます。

(5)「印刷設定」画面に戻ったら、[OK]ボタンをクリックして画面を閉じ、印刷を実行します。
調整した内容を保存する場合は、「3.プリンタードライバーの調整項目の保存方法」をご参照ください。

2-1.調整項目の詳細「手動設定」

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷することができます。
※表示される設定項目の数や名称は、お使いの機種によって異なります。

[色調整方法]でカラーサークルを選択した場合
 
[色調整方法]でスライドバーを選択した場合
[1] 色補正方法 以下の「色補正方法」の設定に従い印刷するデータの色バランスを整えます。
・自然な色合/文書一般(対象機種のみ):
文書や画像のデータを、選択した用紙種類に最適な色合いになるように色処理を行います。

・あざやかな色合い:
彩度(あざやかさ)を上げ、色味を強くする処理をします。

・自然な色あい(対象機種のみ):
標準的な色合いになるように色処理します。

・EPSON基準色(sRGB)(一部機種のみ):
エプソンの基準色になるように色処理をします。

・Adobe RGB(一部機種のみ):
より広い色空間のAdobe RGBで色処理を行います。
印刷データがAdobe RGBに対応している場合に、[カラー]を選択した時のみ選択が可能です。
[2] 明度 画像全体の明るさを調整します。
全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
[3] コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
[4] 彩度 画像の彩度(色のあざやかさ)を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると彩度が上がり色味が強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると彩度が落ちて色味がなくなり、
無彩色化されてグレーになります。[黒]または[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
設定- 設定0 設定+
[5] それぞれの色の強さを強調します。
[黒]または[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
シアン 青緑(シアン)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、青緑がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、赤みが強くなります。
設定- 設定0 設定+
マゼンタ 赤紫(マゼンタ)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、赤紫がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、全体的に緑がかります。
設定- 設定0 設定+
イエロー 黄色(イエロー)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、黄色みがより強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、青みが強くなります。
設定- 設定0 設定+
[6] ガンマ ガンマ値は、画像の階調の入力値と出力値の関係を表す時に使用する単位でこの値を変更することで中間調の明るさの見え方が変わります。(一部の機種のみ、また、機種によって選択項目も異なります。)
・1.5:ガンマ値1.8に比べて柔らかい感じの画像を印刷します。

・1.8:ご使用の機種で印刷に合った調整が行われます。

・2.2:カラーマッチング対応製品と色合わせして印刷する場合に選択します。
[7] 色調整方法 色調整方法を選択します。
[カラーサークル]を選択した場合は、カラーサークル上をクリックして調整します。
[スライドバー]を選択した場合は、シアン、マゼンダ、イエローのバーを左右に移動して調整します。
[8] カラーサークル カラーサークル上をクリックして、画像の色相(色合い)を調整します。
また[水平方向]、[垂直方向]に数値を入力しても調整できます。
[9] 濃度 インクの濃度を調整します。
マイナス(-)方向には薄く、プラス(+)方向には濃くなります。
調整範囲は、カラーサークル上の指定位置によって変わります(カラーサークルの中心を指定しているときは、スライドバーの両端まで調整できます)。
カラーサークルで指定したカラーバランスは維持されます。
[10] 元の画像/プレビュー画像 印刷前に、補正の効果を画面で確認できます。

2-2.調整項目の詳細「オートフォトファイン!EX」

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。
※オートフォトファイン機能は[カラー]を選択した時のみ選択できます。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。


※機種によっては、表示内容は異なります。
[1] 補正モード 印刷する画像の色調を補正することができます。
(お使いの機種によって選択できる項目は異なります。)
・標準(自動):標準な色調で補正します。
・人物:人物や肌色を暖かく柔らかく補正します。
・風景:風景の空や緑をあざやかに補正します。
・逆光:過度の明暗差をバランス良く調整します。
・夜景:夜景の明暗がはっきりするように補正します。
・セピア:印刷イメージがセピア色になるように補正します。
・モノクロ:白黒のイメージになるように補正します。
[2] シャープネス 画像の輪郭を強調する時に選択します。
効果の度合いを[標準]と[強]から選択できます。
[3] イメージ・ピュアライザー デジタルカメラで撮影した画像などのノイズを低減します。
・標準:標準的な色調で補正します。
・美肌:人物の肌色部分の色調を滑らかにします。

2-3.調整項目の詳細「ICM」(EP-4004)

WindowsのICM(Image Color Matching)機能を使用して、モニター(ディスプレイ)やプリンターなどのデバイス間で色合わせして印刷します。
「ICM」は[カラー]を選択した時のみ選択が可能となり、設定できる項目は、選択した「補正方法」により異なります。
※スキャナーのICM設定ついては、こちらをご参照ください。
※モニターのICM設定については、こちらをご参照ください。

[ドライバーICM補正(簡易)]を選択   [ホストICM補正]を選択
 
 
[ドライバーICM補正(詳細)]を選択
補正方法 ICMの補正方法を選択します。
・ドライバーICM補正(簡易):
「イメージ」、「グラフィック」、「テキスト」のすべてを同じ設定で補正します。

・ドライバーICM補正(詳細):
「イメージ」、「グラフィック」、「テキスト」の3つそれぞれに対して個別に、「入力プロファイル」、「プリンタープロファイル」、「インテント」の設定をすることができます。

・ホストICM補正:
Windows ICM機能対応のアプリケーションソフト側で、入力プロファイルを付加している場合に使用します。
イメージ/
グラフィック/
テキスト
「補正方法」で[ドライバーICM補正(詳細)]を選択すると設定できます。
補正をかけたい対象にチェックして、、「入力プロファイル」、「プリンタープロファイル」、「インテント」を設定してください。
・イメージ:写真や画像などを色補正します。
・グラフィック:イラストやグラフなどを色補正します。
・テキスト:文章や文字などを補正します。
入力プロファイル 補正に使用する入力プロファイルを選択します。
インテント カラーマッチングの種類から、優先するものを選択します。
・彩度:彩度を保持して変換を行います。

・知覚的:視覚的に自然なイメージになるように変換します。画像データが広範囲な色域を使用している場合に使用します。

・相対的な色域を維持:元データの色域座標と印刷時の色域座標が一致するように、さらに白色点(色温度)の座標値が一致するように変換します。多くのカラーマッチング時に使用されます。

・絶対的な色域を維持:元データも印刷データも絶対的な色域座標に割り当てて変換します。元データと印刷データの白色点(色温度)は色調補正されません。ロゴカラーの印刷など、特殊な用途で使用します。
プリンタープロファイル カラーマッチングで使用するプリンタープロファイルを選択します。
[EPSON標準]を選択すると、[用紙種類]で選択した用紙に最適なプロファイルが自動選択されます。
プリンタープロファイル
情報
選択したプリンタープロファイルの情報が表示されます。
すべてのプロファイルを
列挙
チェックを入れると、お使いのOSにインストールされているすべてのプロファイルが「入力プロファイル」と「プリンタープロファイル」に表示されます。
チェックが外れている場合は、お使いのプリンターに関連のあるプロファイルのみが表示されます。

3.プリンタードライバーの調整項目の保存方法

設定した色補正は保存することが可能です。
※お使いの機種によって、以降の画面の表示内容は異なりますが、手順は同様です。

(1)[現在の設定を登録(または、[現在の設定を保存])]ボタンをクリックします。

(2)[設定名]をつけて、[登録(または、[保存])]ボタンをクリックします。

保存した設定は「基本設定」画面のプルダウンメニューから選択してください。

4.スキャナーでのICM設定

Epson Scan 2をお使いの場合
EPSON Scanをお使いの場合

Epson Scan 2のICM設定手順

Epson Scan 2をフォトモードにしてから[色補正設定]で[ICM]を選択して、ソースとターゲットを設定します。
フォトモードに対応していない機種ではスキャナーでICMを設定することはできません。
※ICMによる色補正には、モニター表示ではアプリケーションソフトの対応、印刷ではプリンタードライバーの対応が必要です。
アプリケーションソフトやプリンタードライバーがICMに対応していない場合は、ICMは使用できません。
※ここでは、Windows 10環境を例にして説明しますが、操作手順は他のWindows環境においても同様です。
※お使いの機種によって画面が異なる場合がございますが、操作方法は同様です。

(1)Epson Scan 2を起動し、モードで「フォトモード」を選択して、[色補正設定]ボタンをクリックします。

(2)色補正で[ICM]を選択して、各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
※ICMの詳細については、こちらをご参照ください。

EPSON ScanのICM設定手順

EPSON Scanの[環境設定]で[ICM]を選択して、ソースプロファイルとターゲットプロファイルを設定します。
※ICMによる色補正には、モニター表示ではアプリケーションソフトの対応、印刷ではプリンタードライバーの対応が必要です。
アプリケーションソフトやプリンタードライバーがICMに対応していない場合は、ICMは使用できません。
※ここでは、Windows 10環境を例にして説明しますが、操作手順は他のWindows環境においても同様です。
※お使いの機種によって画面が異なる場合がございますが、操作方法は同様です。

(1)EPSON Scanを起動します。
※モードで「全自動モード」が選択されている場合には「ホームモード」または、「プロフェッショナルモード」に切り替えます。

(2)[環境設定]ボタンをクリックします。
※下記画面は、機種によって異なります。

(3)[カラー]タブを選択して、[ICM]を選択して、各項目を設定します。
※ICMの詳細については、こちらをご参照ください。

(4)必要に応じて「イメージタイプ」 「出力設定」 「画像調整」の設定をします。
※選択しているモードによって、画面の表示内容は異なります。

ICMの詳細

ソース(スキャナ)
[ソース(スキャナ)]では、画像を入力するスキャナーのICCプロファイルを選択します。

通常は初期設定(EPSON標準)のままでお使いください。
お使いのスキャナーおよび原稿種(反射原稿やフィルム)に最適なICCプロファイルが選択され最適な色補正が行われます。
市販のプロファイラーを用いてプロファイルを作成・保存している場合は、ここにプロファイル名が表示されますのでソースプロファイルとして利用できます。

ターゲット
[ターゲット]では、画像の出力先となるモニターやプリンターのICCプロファイルを選択します。

通常は初期設定(sRGB)のままでお使いください。
これらのICCプロファイルは、多くのアプリケーションやプリンターの初期設定としてよく使われています。
ターゲットのICCプロファイルリストは、次のように線で区切って表示されます。

モニターRGB
「画面のプロパティ」内の「色の管理」で、現在選択されているモニターのプロファイルです。

sRGB
多くのWindowsアプリケーションやプリンターの初期設定としてよく使われているWindowsでの標準なカラースペースです。

Adobe Photoshopなどで採用されている作業用RGBカラースペース
(ご利用の環境やお使いのエプソン製品によっては表示されません)

Adobe Photoshopの作業用RGB カラースペースです。
Adobe RGB、Apple RGB、ColorMatch RGBの3種類の中から選択できます。
Epson Scan 2または EPSON Scanのターゲットカラースペースと、Photoshopの作業用カラースペースの設定を一致させて、[モニター補正を行って表示]をチェックしてください。
※Adobe Photoshopとの色合わせについては、Adobe Photoshopのヘルプまたはマニュアルをご覧ください。
Adobe Photoshop 5.0以降のRGBカラースペースプロファイル
(ご利用の環境によっては表示されません)

Adobe Photoshop 5.0以降をお使いの場合に限りPhotoshopで設定しているスペースと同じものを選択してください。
このほかのアプリケーションをお使いの場合は選択しないでください。
なお、これらのRGBカラースペースはモニターで表示できる色域よりも広域なためAdobe Photoshop 5.0以降をお使いの場合でもモニター上ですべての色域を再現することはできません。
※Adobe Photoshopとの色合わせについては、Adobe Photoshopのヘルプまたはマニュアルをご覧ください。
そのほかのモニターおよびプリンターのプロファイル
(ご利用の環境によっては表示されません)

システムにインストールされているモニターおよびプリンターのプロファイルです。
Adobeガンマユーティリティーなどを用いて独自のモニタープロファイルを作成している場合は、ここに表示されます。
取り込んだ画像を印刷する場合、ここで印刷に使用するプリンターのプロファイルを選んでおくと原稿と印刷物の色を近付けることができます。
ただし、モニターとの色を近付けることはできません。

モニター補正を行ってプレビューを表示

Adobe Photoshopなどのカラーマネージメント対応ソフトウェアで表示される画像の明暗や色合いを、プレビューウィンドウでより正確に表示します。
この機能を使用するときは、[プレビュー]タブの[精細モードを使用する]のチェックを外すことをお勧めします。

・この機能は、プレビュー画面に対して働くものです。
取り込み後の画像には、影響ありません。

・RGB画像を表示する時に、モニターのRGBカラースペースに変換して表示する機能を持たないアプリケーションをお使いの場合は、ここをチェックしないでください。
ここがチェックされていると、プレビュー画面の明暗や色合いが、取り込み後の画像と異なってしまいます。

・ICMを選択した場合、プレビュー時や取り込み枠操作時の自動露出調整は行われません。
露出調整を加える場合は[自動露出]ボタンをクリックしてください。
ICMを選択した状態で自動露出機能を使用した場合、画像によっては白地の部分が真っ白にとんだり黒い部分が真っ黒につぶれることがあります。

・ICMでは複雑な色変換が行われます。
そのため、コンピューターの処理能力によってはスキャンや印刷に時間がかかる場合があります。

・ICMを選択した場合は、ソースとターゲットそれぞれのICCプロファイルを選択してください。
ICCプロファイルとは、スキャナー・モニター・プリンターなどのデバイスのカラースペース(表現できる色の範囲・特性)が記述されているファイルのことでアプリケーション間の標準としてICC(International Color Consortium)で定義されています。
ICCプロファイルを使用することで異なるプラットフォームや出力機器、ICC準拠のアプリケーションでカラーをより正確に再現できます。

5.モニターでのICM設定

(1)デスクトップ上のアイコンのない場所でマウスを右クリックしてメニューを表示し、OSによって下記の手順で設定画面を開きます。
Windows 11/10の場合:[ディスプレイ設定]をクリックします。
Windows 8.1/8/7の場合:[画面の解像度]をクリックし、手順(3)に進みます。
Windows Vistaの場合:[個人設定]をクリックし、次の画面で[画面の設定]をクリックして、手順(3)に進みます。
Windows XPの場合:[プロパティ]をクリックし、次の画面で[設定]タブを選択して、手順(3)に進みます。


※上図はWindows 10の例です。

(2)画面を下方にスクロールして[ディスプレイの詳細設定]をクリックし、次の画面で[ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します]をクリックします。
※ご利用環境によって、表示される内容は異なる場合がありますが、手順は同様です。
※複数のディスプレイを接続されている場合は、ICMを設定するディスプレイを選択してください。

(3)[色の管理]タブを選択して、[色の管理]ボタンをクリックします。

(4)[すべてのプロファイル]タブを選択し、お使いのモニターのカラープロファイルが表示されているか確認します。
※下記画面や表示内容は、ご利用の環境によって異なります。
※空欄になっている場合やモニターのカラープロファイル名が表示されていない場合は、
[追加]ボタンをクリックして、こちらを参照してください。

カラープロファイルの追加方法

お使いのモニターのカラープロファイルを選択して、[追加]ボタンをクリックします。
カラープロファイルは、一般的に下記の場所に保存されています。

C:\Windows\System32\spool\drivers\color
Windows 10の表示例

 

モニターのカラープロファイルについて

モニターのカラープロファイルはお使いのモニターメーカーから提供されるものです。
そのため、以下の内容についてメーカーにお問合せください。

・お使いのモニターのカラープロファイルが提供されているかどうか。
提供されていない場合、モニターに表示される色に対してICMを利用することはできません。
・提供されている場合には、そのプロファイル名

※Adobeガンマユーティリティーなどを使って独自のモニタープロファイルを作成している場合は、そのプロファイルを選択することをお勧めします。

1.調整手順

(1)アプリケーションソフトにて印刷するデータを開きます。

(2)「ページ設定」ダイアログを開きます。
[ファイル]メニューをクリックして、[ページ設定...]をクリックします。
※ここでは、「テキストエディット」を例に説明します。
アプリケーションソフトによっては、「ページ設定...」の表記が異なる場合があります。

(3)[対象プリンタ]を確認し、[用紙サイズ]を確認して、[OK]ボタンをクリックします。
画面が閉じます。

(4)「プリント」ダイアログを開きます。
[ファイル]メニューをクリックして、[プリント...]をクリックします。
※ここでは、「テキストエディット」を例に説明します。
アプリケーションソフトによっては、「プリント...」の表記が異なる場合があります。

(5)再度[プリンタ]を確認し、ポップアップメニューをクリックして[印刷設定]を選択します。
※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

・OS X Lion~macOS Montereyで「プリント」画面の詳細項目が表示されない場合は、画面下部の[詳細を表示]ボタンをクリックします。



・Mac OS X v10.5.x~v10.6.xで「プリント」画面の詳細項目が表示されない場合は、画面右上の下向き矢印ボタンをクリックします。

(6)印刷する用紙に合った[用紙種類]が選択されていることを確認します。
※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

(7)ポップアップメニューをクリックして、[カラーオプション]または[カラー設定]、[印刷設定]のいずれかを選択し、カラーの設定を行います。
※お使いの機種により、カラー設定の際に選択する項目が異なります。
   [印刷設定]は、[カラーオプション]または[カラー設定]のどちらも表示されない機種を
   お使いの場合に選択します。
※ColorSyncによる色補正を行う場合のみ、手順が異なります。
   詳細については、下記の「ポイント」をご参照ください。


※上図は[カラーオプション]を選択するドライバーの表示例です。
お使いの機種により、表示内容は異なります。

以降、カラー設定の方法は、手順(7)で選択した項目の内容によって異なります。
お使いのドライバー表示を確認の上、以下より該当する項目を選択して手順をご参照ください。

ポップアップメニューに[カラーオプション]または[カラー設定]の項目がある場合
[カラーオプション]および[カラー設定]の項目がない機種で設定する場合

ColorSync(Meシリーズを除く)

ColorSyncによる色補正を行う場合は、ポップアップメニューをクリックして[カラー・マッチング]を選択し、[ColorSync]を選択します。
※「ColorSync」は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は設定できません。
※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

・ColorSyncとは「取り込み」「表示」「印刷」の色を近付けるためにApple社が開発したカラーマネジメントシステムです。
※スキャナーのColorSync設定ついては、こちらをご参照ください。
※モニターのColorSync設定については、こちらをご参照ください。

・プリンター側でColorSyncの設定を行った場合、アプリケーション側でのカラーマネジメントを行うと元の色と異なる印刷結果になることがあります。アプリケーション側でのカラーマネジメントを行う場合は、プリンター側の設定を「色補正なし」に設定してください。

「カラーオプション」または「カラー設定」での設定手順

ポップアップメニューに[カラーオプション]または[カラー設定]の項目がある機種では、該当の項目で色合いや明度などを調整します。

※[カラーオプション]または[カラー設定]を選択した際に表示される設定項目は、機種により異なります。
各項目で調整できる内容の詳細は、「2-1.調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」」をご参照ください。

手動設定(マニュアル色補正)

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷することができます。
[手動設定]または[マニュアル色補正]を選択して、各項目を設定します。
詳細については、2-1.調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」をご参照ください。

※[詳細設定]項目が表示されていない場合は、矢印をクリックします。


※上図は、[手動設定]を選択するドライバー表示の一例です。
機種により、選択する項目や表示内容は異なります。

すべての設定が完了したら、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

オートフォトファイン!EX(Mac OS X v10.5以降)

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。
[オートフォトファイン!EX]を選択して、各項目を設定します。
詳細については、2-2.調整項目の詳細「オートフォトファイン!EX」をご参照ください。

※[詳細設定]項目が表示されていない場合は、矢印をクリックします。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。
※オートフォトファイン機能は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。
※[オートフォトファイン!EX]は、Mac OS X v10.4以前には対応していません。


※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

すべての設定が完了したら、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

色補正なし(Meシリーズを除く)

ドライバーによる色補正を行いません。アプリケーションソフト側でカラーマネジメントを行う場合に[色補正なし]を選択します。

※「色補正なし」は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。


※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

設定が完了したら、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

「印刷設定」での設定手順

ポップアップメニューに[カラーオプション]または[カラー設定]のない機種では、[印刷設定]を選択し、「カラー調整」で色合いや明度などを調整します。
※「カラー調整」で表示される各項目の内容は機種により異なります。

手動設定(マニュアル色補正)

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷することができます。

(1)[カラー調整]のポップアップメニューから[手動設定]または[マニュアル色補正]を選択して、色補正方法を選択します。


※上図は、[手動設定]を選択するドライバー表示の一例です。
機種やOSにより、選択する項目や表示内容は異なります。

(2)[カラー詳細設定]をクリックして選択し、各調整項目を設定します。


※機種により、設定項目や表示内容は異なります。

(3)すべての設定が完了したら、[プリント]をクリックして印刷を実行します。
「手動設定」の詳細につきましては、2-1.調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」をご参照ください。

オートフォトファイン!EX(Mac OS X v10.5以降)

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。

※オートフォトファイン機能は[グレースケール]を選択している場合は選択できません。
※[オートフォトファイン!EX]は、Mac OS X v10.4以前には対応していません。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。

(1)[カラー調整]のポップアップメニューから、[オートフォトファイン!EX]を選択します。


※機種やOSにより、表示内容や設定項目は異なります。

(2)[カラー詳細設定]をクリックして選択し、各調整項目を設定します。

(3)すべての設定が完了したら、[プリント]をクリックして印刷を実行します。
「オートフォトファイン!EX」の詳細につきましては、2-2.調整項目の詳細「オートフォトファイン!EX」をご参照ください。

色補正なし

ドライバーによる色補正を行いません。アプリケーションソフト側でカラーマネジメントを行う場合に選択します。
[カラー調整]のポップアップメニューから[色補正なし]を選択します。
※「色補正なし」は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。


※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

すべての設定が完了したら、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

モノクロ写真(対応機種のみ)

一部の機種では、EPSON 写真用紙などの対応した用紙種類を選択したときのみ、「モノクロ写真」を選択できます。

(1)EPSON 写真用紙などの用紙種類を選択し、カラーで[モノクロ写真]を選択します。


※機種やOSにより、表示内容や設定項目は異なります。

(2)[カラー詳細設定]をクリックして選択し、各調整項目を設定します。

(3)すべての設定が完了したら、[プリント]をクリックして印刷を実行します。
「モノクロ写真」の詳細につきましては、2-3.調整項目の詳細「モノクロ写真」(対応機種のみ)をご参照ください。

2-1.調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷することができます。
[詳細設定]項目が表示されていない場合は、矢印をクリックします。
※表示される設定項目の数は名称は、お使いの機種により異なります。


※上図は、[カラーオプション]から[手動設定]を選択する機種の表示例です。
[手動設定]の項目がない機種では、[マニュアル色補正]を選択します。
色補正方法 以下の「色補正方法」の設定に従い印刷するデータの色バランスを整えます。
※[カラーオプション]が表示されない機種では、[印刷設定]の「カラー調整」で選択します。
※お使いの機種によって、表示される下記項目名は異なります。
・自然な色合/文書一般:
文書や画像のデータを、選択した用紙種類に最適な色合いになるように色処理を行います。

・自然な色あい:
標準的な色合いになるように色処理します。

・ EPSON基準色(sRGB):
エプソンの基準色になるように色処理をします。

・Adobe RGB:
より広い色空間のAdobe RGBで色処理を行います。
ガンマ ガンマ値は、画像の階調の入力値と出力値の関係を表す時に使用する単位でこの値を変更することで中間調の明るさの見え方が変わります([色補正方法]で[EPSON基準色]または[Adobe RGB]を選択したときのみ設定できます)。
・1.8:ご使用の機種で印刷に合った調整が行われます。

・2.2:sRGB/Adobe RGB対応製品と色合わせして印刷できます。
赤目補正 チェックを入れると写真の赤目を補正して印刷します。
明度 画像全体の明るさを調整します。全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0として、プラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
彩度 画像の彩度(色のあざやかさ)を調整します。
標準を0として、プラス(+)方向にスライドさせると彩度が上がり色味が強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると彩度が落ちて色味がなくなり無彩色化されてグレーになります。
[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
設定- 設定0 設定+
それぞれの色の強さを強調します。[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
シアン 青緑(シアン)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、青緑がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、赤みが強くなります。
設定- 設定0 設定+
マゼンタ 赤紫(マゼンタ)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、赤紫がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、全体的に緑がかります。
設定- 設定0 設定+
イエロー 黄色(イエロー)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、黄色みがより強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、青みが強くなります。
設定- 設定0 設定+

2-2.調整項目の詳細「オートフォトファイン!EX」(Mac OS X v10.5以降)

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。
※[オートフォトファイン!EX]は、Mac OS X v10.4以前には対応していません。
※オートフォトファイン機能は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。

「カラーオプション」および「カラー設定」の表示例
※上図は[カラーオプション]を選択する機種の一例です。
表示される項目は、機種により異なる場合があります。
※[詳細設定]項目が表示されていない場合は、矢印をクリックします。
 
「印刷設定」の表示例
※表示される項目は、機種により異なる場合があります。
補正モード 印刷する画像の色調を補正することができます。
(お使いの機種によって選択できる下記の項目は異なります。)
・標準(自動):標準な色調で補正します。
・人物:人物や肌色を暖かく柔らかく補正します。
・風景:風景の空や緑をあざやかに補正します。
・逆光:過度の明暗差をバランス良く調整します。
・夜景:夜景の明暗がはっきりするように補正します。
・セピア:印刷イメージがセピア色になるように補正します。
・モノクロ:白黒のイメージになるように補正します。
赤目補正 写真の赤目を補正して印刷します。
イメージ・ピュアライザー デジタルカメラで撮影した画像などのノイズを低減します。
・標準またはチェックのみ:標準的な色調で補正します。
・美肌:人物の肌色部分の色調を滑らかにします。
シャープネス 画像の輪郭を強調する時に選択します。
効果の度合いを[標準]と[強]から選択できます。

2-3.調整項目の詳細「モノクロ写真」(対応機種のみ)

一部の機種では、EPSON 写真用紙などの対応した用紙種類を選択したときのみ、「モノクロ写真」を選択できます。
調整できる項目は以下のとおりです。


※お使いの機種によって、表示内容は異なります。
[1] モノクロ色調 印刷の目的に合わせてモノクロ画像の色調を選択します。
・純黒調(ニュートラル):モノクロ写真のための標準色補正を適用します。
・冷黒調(クール):モノクロ写真に冷たい感じの色補正を適用します。
・温黒調(ウォーム):モノクロ写真に暖かい感じの色補正を適用します。
・セピア:モノクロ写真をセピア調に色補正します。
[2] 調子 画像の暗い部分(シャドウ)や明るい部分(ハイライト)に大きな影響を与えずに、その中間部分の明るさを調整することができます。
・軟調:[標準]に比べて軟らかな感じに調整します。
・標準:本機での印刷に合った標準的な調整をします。
・やや硬調:[標準]に比べてやや硬い感じに調整します。
・硬調:[標準]に比べて硬い感じに調整します。
・より硬調:[硬調]に比べてより硬い感じに調整します。
[3] 明度 画像全体の明るさを調整します。
全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
[4] コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
[5] シャドウ領域階調 もっとも暗くしたい部分だけの階調特性を調整します。
[6] ハイライト領域階調 もっとも明るくしたい部分だけの階調特性を調整します。
[7] 最高濃度 最高(最大)濃度を調整します。
[8] 白地にかぶり効果を与える 用紙の白地部分に微量のインクを塗布することで、色のある部分との質感の差をなくします。
・オフ:白地部分にインクを塗布しません。
・オン:画像データの範囲内の白地部分にインクを塗布します。
   画像データの範囲外には塗布しません。
   <注意>
   この機能は、以下の条件を満たすときにご使用ください。
   これ以外では印刷結果が乱れることがあります。
   「用紙上に1つの画像を配置するとき」
   「Adobe Photoshopで印刷するとき」
・オン(全面):用紙の印刷可能領域全体の白地部分にインクを
   塗布します。
[9] プレビュー画像 印刷前に、補正の効果を画面で確認できます。
[10] カラーサークル カラーサークル上をクリックして、画像の色合いを調整します。
[水平方向]、[垂直方向]に数値を入力することでも調整できます。

3.調整項目の保存方法

設定した色補正は、保存することが可能です。

(1)任意の色補正の設定値にした状態で[プリセット]ポップアップメニューから、[現在の設定をプリセットとして保存...]または[別名で保存...]を選択します。
※機種により以下の画面の表示内容は異なる場合があります。

(2)「プリセット名」または「保存するプリセットの名前」を入力して、「プリセットの対象」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
※Mac OS X v10.5以前では、「プリセットの対象」の項目は表示されません

(3)設定したプリセットが自動的に表示されます。変更する場合は[プリセット]ポップアップメニューから選択します。

4.スキャナーのColorSync設定

Epson Scan 2をお使いの場合
EPSON Scanをお使いの場合

Epson Scan 2のColorSync設定手順

Epson Scan 2を「フォトモード」にしてから[色補正設定]で[ColorSync]を選択して、ソースとターゲットを設定します。
フォトモードに対応していない機種ではスキャナーでColorSyncを設定することはできません。
※ColorSyncによる色補正には、モニター表示ではアプリケーションソフトの対応、印刷ではプリンタードライバーの対応が必要です。
アプリケーションソフトやプリンタードライバーがColorSyncに対応していない場合は、ColorSyncは使用できません。
※ここではEP-881Aシリーズを例にしています。お使いの機種によって画面は異なりますが、手順は同様です。

(1)Epson Scan 2を起動し、モードで「フォトモード」を選択して、[色補正設定...]ボタンをクリックします。

(2)色補正で[ColorSyncを選択して、各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
※ColorSyncの詳細については、こちらをご参照ください。

EPSON ScanのColorSync設定手順

EPSON Scanの[環境設定]で[ColorSync]を選択して、ソースプロファイルとターゲットプロファイルを設定します。
※ColorSyncによる色補正には、モニター表示ではアプリケーションソフトの対応、印刷ではプリンタードライバーの対応が必要です。
アプリケーションソフトやプリンタードライバーがColorSyncに対応していない場合は、ColorSyncは使用できません。

(1)EPSON Scanを起動します。
※モードで「全自動モード」が選択されている場合には「ホームモード」または、「プロフェッショナルモード」に切り替えます。

(2)[環境設定]ボタンをクリックします。
※下記画面は、機種によって異なります。

(3)[カラー]を選択して、[ColorSync]を選択して各項目を設定します。
※ColorSyncの詳細については、こちらをご参照ください。

(4)必要に応じて「イメージタイプ」 「出力設定」 「画像調整」の設定をします。

ColorSyncの詳細

ソース(スキャナ)
[ソース(スキャナ)]では、画像を入力するスキャナーのICCプロファイルを選択します。

通常は初期設定(EPSON標準)のままでお使いください。
お使いのスキャナーおよび原稿種(反射原稿やフィルム)に最適なICCプロファイルが選択され最適な色補正が行われます。
市販のプロファイラーを用いてプロファイルを作成・保存している場合は、ここにプロファイル名が表示されますのでソースプロファイルとして利用できます。

ターゲット
[ターゲット]では、画像の出力先となるモニターやプリンターのICCプロファイルを選択します。

通常は初期設定(モニターRGB)のままでお使いください。
これらのICCプロファイルは、多くのアプリケーションやプリンターの初期設定としてよく使われています。
ターゲットのICCプロファイルリストは、次のように線で区切って表示されます。

モニターRGB
[Macintosh HD]-[アプリケーション]-[ユーティリティ]-[ColorSync ユーティリティ]-[装置]画面-[ディスプレイ]リストで、現在選択されているモニターのプロファイルです。

sRGB
多くのWindowsアプリケーションやプリンターの初期設定としてよく使われているWindowsでの標準なカラースペースです。

Adobe Photoshopなどで採用されている作業用RGBカラースペース
(ご利用の環境やお使いのエプソン製品によっては表示されません)

Adobe Photoshopの作業用RGB カラースペースです。
Adobe RGB、Apple RGB、ColorMatch RGBの3種類の中から選択できます。
Epson Scan 2または EPSON Scanのターゲットカラースペースと、Photoshopの作業用カラースペースの設定を一致させて、[モニター補正を行って表示]をチェックしてください。
カラーマネジメントに対応していないアプリケーションからEPSON Scanを起動する場合は、これらのカラースペースを選択しないでください。
※Adobe Photoshopとの色合わせについては、Adobe Photoshopのヘルプまたはマニュアルをご覧ください。
Adobe Photoshop 5.0以降のRGBカラースペースプロファイル
(ご利用の環境によっては表示されません)

Adobe Photoshop 5.0以降をお使いの場合に限りPhotoshopで設定しているスペースと同じものを選択してください。
このほかのアプリケーションをお使いの場合は選択しないでください。
なお、これらのRGBカラースペースはモニターで表示できる色域よりも広域なためAdobe Photoshop 5.0以降をお使いの場合でもモニター上ですべての色域を再現することはできません。
※Adobe Photoshopとの色合わせについては、Adobe Photoshopのヘルプまたはマニュアルをご覧ください。
そのほかのモニターおよびプリンターのプロファイル
(ご利用の環境によっては表示されません)

システムにインストールされているモニターおよびプリンターのプロファイルです。
Adobeガンマユーティリティーなどを用いて独自のモニタープロファイルを作成している場合は、ここに表示されます。
取り込んだ画像を印刷する場合、ここで印刷に使用するプリンターのプロファイルを選んでおくと原稿と印刷物の色を近付けることができます。
ただし、モニターとの色を近付けることはできません。

モニター補正を行ってプレビューを表示

Adobe Photoshopなどのカラーマネージメント対応ソフトウェアで表示される画像の明暗や色合いを、プレビューウィンドウでより正確に表示します。
ここをチェックしておくとAdobe Photoshop 5.0以降で表示される画像の明暗や色合いをプレビュー画面上でより正確に再現することができます。
※モニター補正を行ってプレビューを表示する場合は「プレビュー」画面の[高速プレビュー]のチェックを外しておくことをお勧めします 。

・この機能は、プレビュー画面に対して働くものです。
取り込み後の画像には、影響ありません。

・このほかのアプリケーション(RGB画像を表示する時にモニターのRGBカラースペースに変換して表示する機能を持たないアプリケーション)をお使いの場合は、ここにチェックを入れないでください。
ここにチェックが入っているとプレビュー画面の明暗や色合いが取り込み後の画像と異なってしまいます。

・ColorSyncを選択した場合、プレビュー時や取り込み枠操作時の自動露出調整は行われません。
露出調整を加える場合は[自動露出レベル]の箇所または、[自動露出]ボタンをクリックして設定してください。
ColorSyncを選択した状態で自動露出機能を使用した場合、画像によっては白地の部分が真っ白にとんだり黒い部分が真っ黒につぶれることがあります。

・ColorSyncでは複雑な色変換が行われます。
そのため、コンピューターの処理能力によってはスキャンや印刷に時間がかかる場合があります。

・ColorSyncを選択した場合は、ソースとターゲットそれぞれのICCプロファイルを選択してください。

5.モニターでのColorsync設定

モニター用のカラープロファイルをシステムに追加します。
※以降、ご利用の環境やモニターによって画面の表示内容は異なりますが、手順は同様です。

(1)Appleメニューをクリックして[システム環境設定]を選択します。

(2)[ディスプレイ]アイコンをクリックします。

(3)[カラー]を選択して、お使いのモニターのカラープロファイルを選択します。

モニターのカラープロファイルについて

モニターのカラープロファイルはお使いのモニターメーカーから提供されるものです。
そのため、以下の内容についてメーカーにお問合せください。

・お使いのモニターのカラープロファイルが提供されているかどうか。
  (提供されていない場合、モニターに表示される色に対してColorSyncを利用することはできません。)
・提供されている場合には、そのプロファイル名

※Adobeガンマユーティリティーなどを使って独自のモニタープロファイルを作成している場合は、そのプロファイルを選択することをお勧めします。

※以降は、印刷するプリンターが「システム設定」の「プリンタとスキャナ」でデフォルトプリンタとして
   設定されている場合の手順です。
   デフォルトプリンタに設定する手順の詳細は、こちらのFAQをご参照ください。
 

1. 調整手順

(1)アプリケーションソフトにて印刷するデータを開きます。

(2)「ページ設定」ダイアログを開きます。
[ファイル]メニューをクリックして、[ページ設定...]をクリックします。
※ここでは、「テキストエディット」を例に説明します。
アプリケーションソフトによっては、「ページ設定...」の表記が異なる場合があります。

(3)[対象プリンタ]を確認し、[用紙サイズ]を確認して、[OK]ボタンをクリックします。
画面が閉じます。

(4)「プリント」ダイアログを開きます。
[ファイル]メニューをクリックして、[プリント...]をクリックします。
※ここでは、「テキストエディット」を例に説明します。
アプリケーションソフトによっては、「プリント...」の表記が異なる場合があります。

(5)再度「プリンタ」を確認して、画面を下方に移動し、[プリンタオプション]-[印刷設定]の順にクリックします。
※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

(6)画面の表示項目によって、手順が異なります。
「カラー調整」の項目がない場合(EP-885Aシリーズなど):
   印刷する用紙に合った[用紙種類]が選択されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。

「カラー調整」の項目がある場合(EW-M873Tなど):
   印刷する用紙に合った[用紙種類]が選択されていることを確認し、「「印刷設定」での設定手順」に進みます。

※ColorSyncによる色補正を行う場合のみ、用紙種類を選択した後の手順が異なります。
詳細は下記の「ポイント」をご参照ください。

・「カラー調整」の項目がない場合の表示例
・「カラー調整」の項目がある場合の表示例

ColorSync(Meシリーズを除く)

ColorSyncによる色補正を行う場合は、[プリンタオプション]内の[印刷設定]で用紙種類を選択してから[OK]をクリックし、[プリンタオプション]内の[カラー・マッチング]をクリックして、[ColorSync]を選択します。
※下図は、用紙種類で「EPSON写真用紙クリスピア」を選択した場合の例です。
※「ColorSync」は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は設定できません。
※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

・ColorSyncとは「取り込み」「表示」「印刷」の色を近付けるためにApple社が開発したカラーマネジメントシステムです。
※スキャナーのColorSync設定ついては、こちらをご参照ください。
※モニターのColorSync設定については、こちらをご参照ください。

・プリンター側でColorSyncの設定を行った場合、アプリケーション側でのカラーマネジメントを行うと元の色と異なる印刷結果になることがあります。アプリケーション側でのカラーマネジメントを行う場合は、プリンター側の設定を「色補正なし」に設定してください。

(7)[プリンタオプション]の[カラーオプション]を選択し、カラーの設定を行います。「1-1. 「カラーオプション」または「カラー設定」で設定する手順」に進みます。
※[カラーオプション]の項目が表示されていない場合は、[印刷設定]を選択し、「1-2. 「印刷設定」で設定する手順」に進みます。


※お使いの機種により、表示内容は異なることがあります。

1-1. 「カラーオプション」または「カラー設定」で設定する手順

[プリンタオプション]内に[カラーオプション]または[カラー設定]の項目がある機種では、該当の項目で色合いや明度などを調整します。
※[カラーオプション]を選択した際に表示される設定項目は、機種により異なります。
各項目で調整できる内容の詳細は、「2-1.調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」」をご参照ください。

手動設定(マニュアル色補正)

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷することができます。
[手動設定]または[マニュアル色補正]を選択して、各項目を設定します。
詳細については、2-1.調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」をご参照ください。

※[詳細設定]項目を表示するときは、矢印をクリックします。


※上図は、[手動設定]を選択するドライバー表示の一例です。
機種により、選択する項目や表示内容は異なります。

すべての設定が完了したら、[OK]をクリックして設定画面を閉じ、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

オートフォトファイン!EX

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。
[オートフォトファイン!EX]を選択して、各項目を設定します。
「オートフォトファイン!EX」の詳細につきましては、2-2.調整項目の詳細「オートフォトファイン!EX」をご参照ください。

※[詳細設定]項目が表示されていない場合は、矢印をクリックします。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。
※オートフォトファイン機能は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。


※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

すべての設定が完了したら、[OK]をクリックして設定画面を閉じ、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

色補正なし(Meシリーズを除く)

ドライバーによる色補正を行いません。アプリケーションソフト側でカラーマネジメントを行う場合に[色補正なし]を選択します。

※「色補正なし」は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。


※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

設定が完了したら、[OK]をクリックして設定画面を閉じ、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

1-2. 「印刷設定」で設定する手順

[プリンタオプション]内に[カラーオプション]または[カラー設定]のない機種では、[印刷設定]で「カラー調整」から項目を選択し、必要に応じて[カラー詳細設定]で色合いや明度などを調整します。
※「カラー調整」で表示される各項目の内容は機種により異なります。

手動設定(マニュアル色補正)

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷することができます。

(1)[カラー調整]のポップアップメニューから[手動設定]または[マニュアル色補正]を選択して、色補正方法を選択します。


※上図は、[手動設定]を選択するドライバー表示の一例です。
機種により、選択する項目や表示内容は異なります。

(2)[カラー詳細設定]をクリックして表示を切り替え、各調整項目を設定します。


※機種により、設定項目や表示内容は異なります。

(3)すべての設定が完了したら、[OK]をクリックして設定画面を閉じ、[プリント]をクリックして印刷を実行します。
「手動設定」の詳細につきましては、2-1.調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」をご参照ください。

オートフォトファイン!EX

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。

※オートフォトファイン機能は[グレースケール]を選択している場合は選択できません。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。

(1)[カラー調整]のポップアップメニューから、[オートフォトファイン!EX]を選択します。


※機種により、表示内容や設定項目は異なります。

(2)[カラー詳細設定]をクリックして表示を切り替え、各調整項目を設定します。

(3)すべての設定が完了したら、[OK]をクリックして設定画面を閉じ、[プリント]をクリックして印刷を実行します。
「オートフォトファイン!EX」の詳細につきましては、2-2.調整項目の詳細「オートフォトファイン!EX」をご参照ください。

色補正なし

ドライバーによる色補正を行いません。アプリケーションソフト側でカラーマネジメントを行う場合に選択します。
[カラー調整]のポップアップメニューから[色補正なし]を選択します。
※「色補正なし」は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。


※お使いの機種により、表示内容は異なる場合があります。

設定が完了したら、[OK]をクリックして設定画面を閉じ、[プリント]をクリックして印刷を実行します。

モノクロ写真(対応機種のみ)

一部の機種では、EPSON 写真用紙などの対応した用紙種類を選択したときのみ、「モノクロ写真」を選択できます。

(1)EPSON 写真用紙などの用紙種類を選択し、カラーで[モノクロ写真]を選択します。


※機種により、表示内容や設定項目は異なります。

(2)[カラー詳細設定]をクリックして表示を切り替え、各調整項目を設定します。

(3)すべての設定が完了したら、[OK]をクリックして設定画面を閉じ、[プリント]をクリックして印刷を実行します。
「モノクロ写真」の詳細につきましては、2-3.調整項目の詳細「モノクロ写真」(対応機種のみ)をご参照ください。

2-1. 調整項目の詳細「手動設定」または「マニュアル色補正」

印刷するデータの色合いや明度などを微調整して印刷することができます。
[詳細設定]項目が表示されていない場合は、矢印をクリックします。
※表示される設定項目の数は名称は、お使いの機種により異なります。


※上図は、「カラーオプション」から[手動設定]を選択する機種の一例です。
[手動設定]の項目がない機種では、[マニュアル色補正]を選択します。
色補正方法 以下の「色補正方法」の設定に従い印刷するデータの色バランスを整えます。
※「カラーオプション」または「印刷設定」で選択します。お使いの機種によって、表示される下記項目は異なります。
・自然な色合/文書一般:
文書や画像のデータを、選択した用紙種類に最適な色合いになるように色処理を行います。

・自然な色あい:
標準的な色合いになるように色処理します。

・ EPSON基準色(sRGB):
エプソンの基準色になるように色処理をします。

・Adobe RGB:
より広い色空間のAdobe RGBで色処理を行います。
ガンマ ガンマ値は、画像の階調の入力値と出力値の関係を表す時に使用する単位です。この値を変更することで中間調の明るさの見え方が変わります([色補正方法]で[EPSON基準色]または[Adobe RGB]を選択したときのみ設定できます)。
・1.8:ご使用の機種で印刷に合った調整が行われます。

・2.2:sRGB/Adobe RGB対応製品と色合わせして印刷できます。
赤目補正 チェックを入れると写真の赤目を補正して印刷します。
明度 画像全体の明るさを調整します。全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0として、プラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
彩度 画像の彩度(色のあざやかさ)を調整します。
標準を0として、プラス(+)方向にスライドさせると彩度が上がり色味が強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると彩度が落ちて色味がなくなり無彩色化されてグレーになります。
[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
設定- 設定0 設定+
それぞれの色の強さを強調します。[グレースケール]を選択した場合は調整できません。
シアン 青緑(シアン)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、青緑がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、赤みが強くなります。
設定- 設定0 設定+
マゼンタ 赤紫(マゼンタ)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、赤紫がかります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、全体的に緑がかります。
設定- 設定0 設定+
イエロー 黄色(イエロー)の強さだけをスライドバーで調整できます。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせると、黄色みがより強くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせると、青みが強くなります。
設定- 設定0 設定+

2-2. 調整項目の詳細「オートフォトファイン!EX」

元のデータに手を加えることなく特殊効果を加えて印刷するエプソン独自の機能です。
※オートフォトファイン機能は、「印刷設定」で[グレースケール]を選択している場合は選択できません。
※画像のサイズやコンピューターの性能によっては、印刷時間が長くなる場合があります。

※上図は「カラーオプション」から「オートフォトファイン!EX」を選択する機種の一例です。
表示される項目は、機種により異なる場合があります。
※[詳細設定]項目が表示されていない場合は、矢印をクリックします。
 
「カラー詳細設定」の表示例
※表示される項目は、機種により異なる場合があります。
補正モード 印刷する画像の色調を補正することができます。
(お使いの機種によって選択できる項目は異なります。)
・標準(自動):標準な色調で補正します。
・人物:人物や肌色を暖かく柔らかく補正します。
・風景:風景の空や緑をあざやかに補正します。
・夜景:夜景の明暗がはっきりするように補正します。
・セピア:印刷イメージがセピア色になるように補正します。
・モノクロ:白黒のイメージになるように補正します。
赤目補正 写真の赤目を補正して印刷します。
イメージ・ピュアライザー デジタルカメラで撮影した画像などのノイズを低減します。
・標準:標準的な色調で補正します。
・美肌:人物の肌色部分の色調を滑らかにします。
シャープネス 画像の輪郭を強調する時に選択します。
効果の度合いを[標準]と[強]から選択できます。

2-3. 調整項目の詳細「モノクロ写真」(対応機種のみ)

一部の機種では、EPSON 写真用紙などの対応した用紙種類を選択したときのみ、「モノクロ写真」を選択できます。
調整できる項目は以下のとおりです。


※お使いの機種によって、表示内容は異なります。
[1] モノクロ色調 印刷の目的に合わせてモノクロ画像の色調を選択します。
・純黒調(ニュートラル):モノクロ写真のための標準色補正を適用します。
・冷黒調(クール):モノクロ写真に冷たい感じの色補正を適用します。
・温黒調(ウォーム):モノクロ写真に暖かい感じの色補正を適用します。
・セピア:モノクロ写真をセピア調に色補正します。
[2] 調子 画像の暗い部分(シャドウ)や明るい部分(ハイライト)に大きな影響を与えずに、その中間部分の明るさを調整することができます。
・軟調:[標準]に比べて軟らかな感じに調整します。
・標準:本機での印刷に合った標準的な調整をします。
・やや硬調:[標準]に比べてやや硬い感じに調整します。
・硬調:[標準]に比べて硬い感じに調整します。
・より硬調:[硬調]に比べてより硬い感じに調整します。
[3] 明度 画像全体の明るさを調整します。
全体的に暗い画像や明るい画像に対して有効です。
設定- 設定0 設定+
[4] コントラスト 画像の明暗比を調整します。
標準を0としてプラス(+)方向にスライドさせるとコントラストが上がり明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
マイナス(-)方向にスライドさせるとコントラストが落ち画面の明暗の差が少なくなります。
設定- 設定0 設定+
[5] シャドウ領域階調 もっとも暗くしたい部分だけの階調特性を調整します。
[6] ハイライト領域階調 もっとも明るくしたい部分だけの階調特性を調整します。
[7] 最高濃度 最高(最大)濃度を調整します。
[8] 白地にかぶり効果を与える 用紙の白地部分に微量のインクを塗布することで、色のある部分との質感の差をなくします。
・オフ:白地部分にインクを塗布しません。
・オン:画像データの範囲内の白地部分にインクを塗布します。
   画像データの範囲外には塗布しません。
   <注意>
   この機能は、以下の条件を満たすときにご使用ください。
   これ以外では印刷結果が乱れることがあります。
   「用紙上に1つの画像を配置するとき」
   「Adobe Photoshopで印刷するとき」
・オン(全面):用紙の印刷可能領域全体の白地部分にインクを
   塗布します。
[9] プレビュー画像 印刷前に、補正の効果を画面で確認できます。
[10] カラーサークル カラーサークル上をクリックして、画像の色合いを調整します。
[水平方向]、[垂直方向]に数値を入力することでも調整できます。

3. 調整項目の保存方法

設定した色補正は、保存することが可能です。

(1)任意の色補正の設定値にした状態で[プリセット]ポップアップメニューから、[現在の設定をプリセットとして保存...]を選択します。
※機種により以下の画面の表示内容は異なる場合があります。

(2)「プリセット名」を入力して、「対象」や「タイプ」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

(3)設定したプリセットが自動的に表示されます。変更する場合は[プリセット]ポップアップメニューから選択します。

4. スキャナーのColorSync設定

Epson Scan 2を「フォトモード」にしてから[色補正設定]で[ColorSync]を選択して、ソースとターゲットを設定します。
フォトモードに対応していない機種ではスキャナーでColorSyncを設定することはできません。
※ColorSyncによる色補正には、モニター表示ではアプリケーションソフトの対応、印刷ではプリンタードライバーの対応が必要です。
アプリケーションソフトやプリンタードライバーがColorSyncに対応していない場合は、ColorSyncは使用できません。
※お使いの機種によって画面は異なりますが、手順は同様です。

(1)Epson Scan 2を起動し、モードで「フォトモード」を選択して、[色補正設定...]ボタンをクリックします。

(2)色補正で[ColorSyncを選択して、各項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
※ColorSyncの詳細については、こちらをご参照ください。

ColorSyncの詳細

ソース(スキャナ)
[ソース(スキャナ)]では、画像を入力するスキャナーのICCプロファイルを選択します。

通常は初期設定(EPSON標準)のままでお使いください。
お使いのスキャナーおよび原稿種(反射原稿やフィルム)に最適なICCプロファイルが選択され最適な色補正が行われます。
市販のプロファイラーを用いてプロファイルを作成・保存している場合は、ここにプロファイル名が表示されますのでソースプロファイルとして利用できます。

ターゲット
[ターゲット]では、画像の出力先となるモニターやプリンターのICCプロファイルを選択します。

通常は初期設定(モニターRGB)のままでお使いください。
これらのICCプロファイルは、多くのアプリケーションやプリンターの初期設定としてよく使われています。
ターゲットのICCプロファイルリストは、次のように線で区切って表示されます。

モニターRGB
[Macintosh HD]-[アプリケーション]-[ユーティリティ]-[ColorSync ユーティリティ]-[装置]画面-[ディスプレイ]リストで、現在選択されているモニターのプロファイルです。

sRGB
多くのWindowsアプリケーションやプリンターの初期設定としてよく使われているWindowsでの標準なカラースペースです。

Adobe Photoshopなどで採用されている作業用RGBカラースペース
(ご利用の環境やお使いのエプソン製品によっては表示されません)

Adobe Photoshopの作業用RGB カラースペースです。
Adobe RGB、Apple RGB、ColorMatch RGBの3種類の中から選択できます。
Epson Scan 2または EPSON Scanのターゲットカラースペースと、Photoshopの作業用カラースペースの設定を一致させて、[モニター補正を行って表示]をチェックしてください。
カラーマネジメントに対応していないアプリケーションからEPSON Scanを起動する場合は、これらのカラースペースを選択しないでください。
※Adobe Photoshopとの色合わせについては、Adobe Photoshopのヘルプまたはマニュアルをご覧ください。
Adobe Photoshop 5.0以降のRGBカラースペースプロファイル
(ご利用の環境によっては表示されません)

Adobe Photoshop 5.0以降をお使いの場合に限りPhotoshopで設定しているスペースと同じものを選択してください。
このほかのアプリケーションをお使いの場合は選択しないでください。
なお、これらのRGBカラースペースはモニターで表示できる色域よりも広域なためAdobe Photoshop 5.0以降をお使いの場合でもモニター上ですべての色域を再現することはできません。
※Adobe Photoshopとの色合わせについては、Adobe Photoshopのヘルプまたはマニュアルをご覧ください。
そのほかのモニターおよびプリンターのプロファイル
(ご利用の環境によっては表示されません)

システムにインストールされているモニターおよびプリンターのプロファイルです。
Adobeガンマユーティリティーなどを用いて独自のモニタープロファイルを作成している場合は、ここに表示されます。
取り込んだ画像を印刷する場合、ここで印刷に使用するプリンターのプロファイルを選んでおくと原稿と印刷物の色を近付けることができます。
ただし、モニターとの色を近付けることはできません。

モニター補正を行ってプレビューを表示

Adobe Photoshopなどのカラーマネージメント対応ソフトウェアで表示される画像の明暗や色合いを、プレビューウィンドウでより正確に表示します。
ここをチェックしておくとAdobe Photoshop 5.0以降で表示される画像の明暗や色合いをプレビュー画面上でより正確に再現することができます。
※モニター補正を行ってプレビューを表示する場合は「プレビュー」画面の[高速プレビュー]のチェックを外しておくことをお勧めします 。

・この機能は、プレビュー画面に対して働くものです。
取り込み後の画像には、影響ありません。

・このほかのアプリケーション(RGB画像を表示する時にモニターのRGBカラースペースに変換して表示する機能を持たないアプリケーション)をお使いの場合は、ここにチェックを入れないでください。
ここにチェックが入っているとプレビュー画面の明暗や色合いが取り込み後の画像と異なってしまいます。

・ColorSyncを選択した場合、プレビュー時や取り込み枠操作時の自動露出調整は行われません。
露出調整を加える場合は[自動露出レベル]の箇所または、[自動露出]ボタンをクリックして設定してください。
ColorSyncを選択した状態で自動露出機能を使用した場合、画像によっては白地の部分が真っ白にとんだり黒い部分が真っ黒につぶれることがあります。

・ColorSyncでは複雑な色変換が行われます。
そのため、コンピューターの処理能力によってはスキャンや印刷に時間がかかる場合があります。

・ColorSyncを選択した場合は、ソースとターゲットそれぞれのICCプロファイルを選択してください。

5. モニターでのColorsync設定

モニター用のカラープロファイルをシステムに追加します。
※以降、ご利用の環境やモニターによって画面の表示内容は異なりますが、手順は同様です。

(1)Appleメニューをクリックして[システム設定]を選択します。

(2)[ディスプレイ]をクリックして表示を切り替え、「カラープロファイル」からお使いのモニターのカラープロファイルを選択します。

モニターのカラープロファイルについて

モニターのカラープロファイルはお使いのモニターメーカーから提供されるものです。
そのため、以下の内容についてメーカーにお問合せください。

・お使いのモニターのカラープロファイルが提供されているかどうか。
  (提供されていない場合、モニターに表示される色に対してColorSyncを利用することはできません。)
・提供されている場合には、そのプロファイル名

※Adobeガンマユーティリティーなどを使って独自のモニタープロファイルを作成している場合は、そのプロファイルを選択することをお勧めします。

ポイント

当FAQの説明で使用しているプリンタードライバーの説明は、EPSON製(製品付属)プリンタードライバーのものです。
プリンタードライバーの表示が、説明と大きく異なる場合は、WindowsのOS添付プリンタードライバー、Mac OSのAirPrintというOS標準ドライバーを使用している可能性があります。
プリンターの性能をフル活用いただくためにも、EPSON製プリンタードライバーのインストールをお勧めいたします。
最新のEPSON製プリンタードライバーは、ドライバー・ソフトウェアダウンロードページからダウンロードすることが可能です。

また、OS添付プリンタードライバーについての情報をご確認いただくには、以下FAQをご覧ください。

Mac OS環境でEPSON製プリンタードライバーを追加する方法は、以下FAQをご参照ください。

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